初めての小児歯科
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生涯むし歯0への取り組み
まずは歯医者さんを嫌いにさせないことが大切です
怖がるうちは無理には治療しません。
キッズルームで遊んだり、ママの膝の上でリラックスしたりと、お子様が歯科医院の雰囲気に少しずつ慣れていただくことが、治療のスタートです。「早く治療したい」というママの気持ちもわかりますが、まずはお子様と歯科医師との信頼関係を重視してください。そして、自らユニットに座ってくれたり、治療器具を触ってくれたら「よくできたね!」と褒めてあげましょう。
お子様の歯を守るために大切な3つのこと
家庭でのブラッシング。お父さんお母さんのチェック
正しい歯磨きを身につけること、そして正しい時間帯(食後)に歯磨きをする習慣がつくことで歯を守ることに繋がります。チェックの際に、しっかり磨けることができていたらたくさん褒めてあげてくださいね!
ポイント
【デンタルフロス】
歯と歯の間に入り込んだ汚れを取り除けます。フロスは大変重要で、仕上げ磨きの後に1日1回通すだけで、ごっそり歯の汚れを取ることができます。
定期的なフッ素塗布
乳歯や生えたばかりの永久歯は表面が弱く、虫歯になりやすいです。フッ素塗布は虫歯菌から歯を守る一つの有効な手段です。「生え変わる乳歯だからいいや」ではだめです。永久歯を守るためにも乳歯を大切にしてください。
むし歯になりやすい習慣を身につけさせない
お菓子はだめ!ではありません。だらだら食べることや、お菓子を食べて歯磨きをしないということがよくありません。また「しっかり噛んで食べる」ことで、顎の発達にも起因します。
子どもはいつから歯医者に通わせるべき?
怖がるうちは無理には治療しません。
ここで大事なのは、「歯医者さんに行くのは虫歯になってから」ではなく「虫歯にさせないために歯医者さんに行く」と言うことを理解ください。大人も子どもも問わず歯科医院に通うタイミングは“悪くなる前”です!”子どもの歯を守るためにも、歯が生えてきたら、一度受診いただくことをおすすめします。
どんな小さな悩みでも、気兼ねなくご相談ください。
特に注意する時期!
3歳頃
乳歯が生え揃う時期ですが、まだ自分ではきちんと歯を磨くことができません。ママ・パパがしっかり仕上げ磨きを行いましょう。乳歯は特に虫歯になりやすいので、おやつのだらだら食いなどに注意し、定期的に歯科医院でフッ素塗布など予防をしていきましょう。
6歳頃
奥から永久歯が生えてきます。生えたての永久歯は菌が溜まりやすく虫歯になりやすいとも言われています。仕上げ磨きを嫌がり「自分で磨く!」と自我が強くなる時期です、「歯磨いた?」と気にして声掛けをし、歯磨きの習慣付けを身につけさせましょう。
12歳頃
歯科検診を受ける機会が少なくなります。この頃になるとご両親もお子様の歯を気にしなくなり、トラブルが起きやすい時期になります。せめて「歯が痛い!」と訴えていただければいいのですが、歯医者さんに通う時間が面倒くさい、虫歯ができたことが恥ずかしい、などと親に言えない子どももいるようです。3ヶ月に1回でも気にして、声を掛けてあげましょう。
18~20歳頃
学生生活で忙しく、また不規則な食生活や生活習慣になることで虫歯や歯周病菌を増やす方が多いです。自ら歯医者に行こうと思わないようで、この時期にできた虫歯を社会人になってから治す方も少なくありません。虫歯を放置している時間が長いほど、治療期間も長く、費用もかかります。定期検診をすすめてあげてください。
仕上げみがきのポイント!!
①磨く順番を決めて磨き残しを失くしましょう
②歯ブラシを切り返す部分が磨き残しやすいので特に注意
③子どもが使う歯ブラシは毛先が広がりやすいので仕上げ磨き用の歯ブラシを用意しましょう
④歯ブラシは軽く小刻みに動かして凹凸が多い所を入念に
歯と歯の間、歯と歯茎の境、奥歯の溝を、食後に入念に磨いてください。
それに加え、デンタルフロスを1日1回、行うことをおすすめします。
ママは、お子様のお口の健康を入念にチェックする義務があります。お口の中をチェックすることで、お口の衛生状態はもちろん、歯の生え方などもチェックできます。「おかしいな」と思ったら、お気軽に来院してください。